专利摘要:
本発明は概して、神経変性疾患及び障害、特に眼の疾患及び障害を治療する組成物及び方法に関する。本明細書では、アルコキシル誘導体化合物及びその化合物を含む医薬組成物を提供する。主題組成物は、加齢黄斑変性(AMD)及びシュタルガルト病を含む眼の疾患及び障害の治療及び予防に有用である。
公开号:JP2011512321A
申请号:JP2010527992
申请日:2008-10-03
公开日:2011-04-21
发明作者:オルメ、マーク、ダブリュー.;ガル、アンナ;ククサ、ウラジミール、エイ.;スコット、イアン、エル.;ホング、フェング;リトル、トーマス
申请人:アキュセラ, インコーポレイテッド;
IPC主号:C07C217-62
专利说明:

[0001] 本出願は、米国特許仮出願第60/977,957号(2007年10月5日出願);米国特許仮出願第61/066,353号(2008年2月19日出願);米国特許仮出願第61/043,127号(2008年4月7日出願);米国特許仮出願第61/051,657(2008年5月8日出願);及び米国特許仮出願第61/060,083号(2008年6月9日出願)(これらのそれぞれは、参照によりその全体を本明細書に援用する)の利益を主張する。]
背景技術

[0002] 神経変性疾患、例えば緑内障、黄斑変性及びアルツハイマー病は世界中で何百万人もの患者に影響を及ぼしている。これらの疾患に関連する生活の質の損失は考慮すべきであるため、本分野における薬物の研究開発は非常に重要である。]
[0003] 加齢黄斑変性(AMD)は米国では1000万〜1500万人の患者に影響を及ぼし、世界中で老齢人口の失明の主な原因である。AMDは中心視に影響を及ぼし、黄斑と呼ばれる網膜の中心部の光受容体細胞の消失を引き起こす。黄斑変性は2種類:ドライタイプ及びウエットタイプに分類され得る。ドライタイプはウエットタイプよりも一般的であり、加齢黄斑変性患者の約90%がドライタイプと診断される。疾患のウエットタイプ及びドライタイプAMDの末期表現型である地図状萎縮は、より深刻な失明を引き起こす。ウエットタイプAMDを発症する患者は全て、先に長期間にわたってドライタイプAMDを発症していた。AMDの正確な原因は、なお不明である。AMDのドライタイプは、黄斑網膜色素上皮への色素沈着を伴う黄斑組織の加齢及び薄層化から生じ得る。ウエットタイプAMDにおいて、新たな血管が網膜の下で成長し、瘢痕組織を形成し、出血し、体液を漏出する。覆っている網膜は激しく損傷することがあり、中心視に「盲」範囲を形成する。]
[0004] ドライタイプのAMDを有する患者の圧倒的多数にとって、利用可能な治療法がない。AMDのドライタイプはAMDのウエットタイプの発症に先行するので、AMDのドライタイプの疾患進行を予防又は遅延する治療介入はドライタイプAMDを有する患者に恩恵をもたらすことができ、AMDのウエットタイプの発症を低減し得る。]
[0005] 患者によって認められた視覚の衰え、又は日常的な眼科検診中に眼科医によって検出された特性が、AMDの最初の指標であり得る。黄斑の網膜色素上皮下での「ドルーゼン」、即ち膜様残屑の形成は、AMDが発症する最初の身体的徴候であることが多い。遅発性症状は直線の歪みの認知を含み、進行した症例では、視覚中心に暗くぼやけた範囲又は視覚喪失を有する範囲が現れ、及び/又は色覚が変化することがある。]
[0006] より若い患者では、異なる形の遺伝的に関係のある黄斑変性も発生し得る。他の黄斑変性では、疾患における因子は、遺伝、栄養、外傷、感染又は他の生態学的因子である。]
[0007] 緑内障は、通常、無症候性でゆっくりと進行する視野消失を引き起こす疾患の群を説明するのに使用される幅広い用語である。症状がないことは、疾患末期までの緑内障の診断遅延につながり得る。緑内障の患者数は米国で220万人と推定され、失明の約120,000症例が該状態に起因する。緑内障は日本で特に蔓延しており、400万症例が報告されている。世界の多くの地域では、米国や日本よりも治療が受けにくいため、緑内障は世界中で失明の主な要因として位置づけられている。緑内障に罹患した対象が失明しなくても、その視力は著しく損なわれることが多い。]
[0008] 緑内障における周辺視の進行性消失は、網膜の神経節細胞の死によって引き起こされる。神経節細胞は眼を脳に連結する特定の種類の投射ニューロンである。緑内障は通常、眼圧の上昇を伴う。現在の治療は、眼圧を低下させる薬物の使用を含むが、眼圧を低下させる現代の方法は、疾患進行を完全に停止させるには不十分であることが多い。神経節細胞は、圧力に影響されやすいと考えられており、眼圧を低下させる前に永久変性を被ることがある。眼圧の上昇が認められずに神経節細胞が変性する、正常眼圧緑内障の症例数の増加が見られている。現在の緑内障薬は眼圧のみを治療し、神経節細胞の変性を予防する、又は逆行させるには無効である。]
[0009] 最近の報告は、緑内障が、網膜ニューロンに特異的に影響を及ぼすことを除いて、脳におけるアルツハイマー病及びパーキンソン病に類似した神経変性疾患であることを示唆している。眼の網膜ニューロンは、脳の間脳ニューロンから生じる。網膜ニューロンは脳の一部ではないと誤って考えられることが多いが、網膜細胞は中枢神経系の主要な構成要素であり、光感知細胞からのシグナルを解釈する。]
[0010] アルツハイマー病(AD)は、高齢者間で最も一般的な認知症の形である。認知症は、ヒトが日常生活を営む能力に深刻な影響を及ぼす脳障害である。アルツハイマーは、米国だけで400万人に影響を及ぼす疾患である。それは記憶及び他の精神機能に不可欠である脳の範囲における神経細胞の消失を特徴とする。現在入手可能な薬物はAD症状を比較的有限の期間にわたって予防し得るが、疾患を治療する、又は精神機能の進行性低下を完全に停止させる薬物は存在しない。近年の研究は、ニューロン又は神経細胞を補助するグリア細胞がAD罹患者において欠陥を有し得ることを示唆しているが、ADの原因は不明のままである。ADを有する個体は、緑内障及び加齢黄斑変性の発症率がより高いように思われ、眼及び脳のこれらの神経変性疾患には同様の病原があり得ることを示している。(Giassonら、Free Radic.Biol.Med.32:1264〜75(2002);Johnsonら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 99:11830〜35(2002);Dentchevら、Mol.Vis.9:184〜90(2003)を参照されたい)。]
発明が解決しようとする課題

[0011] これらの疾患の病状の根底には神経細胞の死がある。残念ながら、網膜神経細胞の生存、特に光受容体細胞の生存を向上させる組成物及び方法はごくわずかしか発見されていない。したがって、それらの病原の主要な、又は関連した要素として神経細胞の死を有する多くの網膜疾患及び障害の治療及び予防に使用され得る組成物を同定及び開発することが求められている。]
[0012] 脊椎動物の光受容体細胞において、光子の発光は11−シス−レチニリデン発色団のオールトランス−レチニリデンへの異性化及び視覚オプシン受容体からのアンカップリングを引き起こす。この光異性化は、オプシンの配座変化を誘発し、これが次に光伝達と呼ばれる生化学反応の連鎖を開始させる(Filipekら、Annu.Rev.Physiol.65:851〜79(2003))。視覚色素の再生は、色素団がレチノイド(視覚)サイクルと集合的に呼ばれるプロセスにおいて11−シス配置に再度変換されることを必要とする(例えば、McBeeら、Prog.Retin.Eye Res.20:469〜52(2001)を参照されたい)。まず、色素団がオプシンから放出され、レチノールデヒドロゲナーゼによって光受容体において還元される。生成物のオールトランス−レチノールは、付近の網膜色素上皮(RPE)に、レチノソームとして既知の細胞下構造の不溶性脂肪酸エステルの形で捕捉される(Imanishiら、J.Cell Biol.164:373〜87(2004))。]
[0013] フリッパーゼとして作用するABCRトランスポータの突然変異に関連する疾患であるシュタルガルト病(Allikmetsら、Nat.Genet.15:236〜46(1997))において、オールトランス−レチナールの蓄積は、リポフスチン色素A2Eの形成を担うことがあり、A2Eは網膜色素上皮細胞に対して毒性であり、進行性網膜変性を引き起こし、その結果、視力消失を引き起こす(Mataら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 97:7154〜59(2000);Wengら、Cell 98:13〜23(1999))。患者をレチノールデヒドロゲナーゼの阻害剤、13−シス−RA(イソトレチノイン、Accutane(登録商標)、Roche)によって治療することは、A2Eの形成を予防又は低速化させることがあり、正常な視力を維持するための防御特性を有し得る治療として考えられてきた(Raduら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 100:4742〜47(2003))。13−シス−RAは11−シス−RDHの阻害により11−シス−レチナールの合成を低速化させるのに使用されてきた(Lawら、Biochem.Biophys.Res.Commun.161:825〜9(1989))が、その使用は重大な夜盲症と関連付けられ得る。一方、13−シス−RAが眼における異性化プロセスに不可欠なタンパク質であるRPE65を結合することによって発色団再生を予防するよう作用することが提唱されている(Gollapalliら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 101:10030〜35(2004))。Gollapalliらは、13−シス−RAがA2Eの形成を遮断することを報告し、この治療がリポフスチン蓄積を阻害し、それによって網膜色素関連リポフスチン蓄積に関連するシュタルガルト病における視力喪失の開始又は加齢黄斑変性のどちらかを遅延させ得ることを示唆した。しかし、レチノイドサイクルの遮断及びリガンド非結合オプシンの生成は、より重篤な結果及び患者の予後の悪化を生じ得る(例えば、Van Hooserら、J.Biol.Chem.277:19173〜82(2002);Woodruffら、Nat.Genet.35:158〜164(2003)を参照されたい)。発色団の生成の失敗は、進行性網膜変性につながることがあり、レーバー先天黒内障(LCA)と同様の表現型を生成することがある。この疾患は、誕生直後に小児に影響を及ぼす非常にまれな遺伝疾患である。]
[0014] 上記のものを含む眼の機能不全につながる眼の疾患又は障害を治療する有効な治療が当技術分野で求められている。特に、進行性網膜変性、LCA様状態、夜盲症、又は全身性ビタミンA欠乏症などの所望されていないさらなる副作用を引き起こさずにシュタルガルト病及び加齢黄斑変性(AMD)を治療する組成物及び方法が緊急に求められている。網膜に悪影響を及ぼすその他の眼の疾患及び障害の有効な治療も当技術分野で求められている。]
課題を解決するための手段

[0015] 一実施形態では、式(A)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ:




[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は、一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;但し、R5は、2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではない]を提供する。]
[0016] 別の実施形態では、
Zが、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2が一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37が一緒になって、オキソを形成しており;
R3及びR4が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4が一緒になって、イミノを形成しており;
R5が、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xが、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が、オキソを形成しており;
R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23が、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nが、0、1、2、3又は4である、
式(A)の化合物を提供する。]
[0017] さらなる実施形態では、式(B)の構造を有する化合物




[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]を提供する。]
[0018] さらなる実施形態では、式(C)の構造を有する化合物




[式中、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される]を提供する。]
[0019] さらなる実施形態では、nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、式(C)の化合物を提供する。]
[0020] さらなる実施形態では、R3、R4、R14及びR15のそれぞれが水素である、式(C)の化合物を提供する。]
[0021] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、アルコキシ又はヒドロキシから選択される、
式(C)の化合物を提供する。]
[0022] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0023] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0024] さらなる実施形態では、R11が水素であり、R12が−C(=O)R23であり、ここで、R23がアルキルである、式(C)の化合物を提供する。]
[0025] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0026] さらなる実施形態では、
nが0であり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘキシルを形成しており;
R18が、水素又はヒドロキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0027] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0028] 追加の実施形態では、式(D)の構造を有する化合物




[式中、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;
R34は、水素又はアルキルであり;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を提供する。]
[0029] さらなる実施形態では、nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、式(D)の化合物を提供する。]
[0030] さらなる実施形態では、各R3、R4、R14及びR15が水素である、式(D)の化合物を提供する。]
[0031] さらなる実施形態では、
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(D)の化合物を提供する。]
[0032] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0033] さらなる実施形態では、R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、式(D)の化合物を提供する。]
[0034] さらなる実施形態では、式(E)の化合物




[式中、
Xは、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を提供する。]
[0035] さらなる実施形態では、nが0であり、各R11及びR12が水素である、式(E)の化合物を提供する。]
[0036] さらなる実施形態では、各R3、R4、R14及びR15が水素である、式(E)の化合物を提供する。]
[0037] さらなる実施形態では、
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(E)の化合物を提供する。]
[0038] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、式(E)の化合物を提供する。]
[0039] さらなる実施形態では、R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、式(E)の化合物を提供する。]
[0040] 追加の実施形態では、
















からなる群から選択される、式(A)の化合物を提供する。]
[0041] さらに他の実施形態においては、互変異性体又は互変異性体の混合物としての、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド又はプロドラッグとしての、式(I)の構造を有する化合物




[式中、
R1及びR2はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いは
R1及びR2は、オキソを形成しており;
R3及びR4はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R6は、水素又はアルキルであり;
R7及びR8はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−C(R9)(R10)−又は−O−であり;
R9及びR10はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;
R11及びR12はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル又は−C(=O)R13であり;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R13は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである]を提供する。]
[0042] 式(II)、(IIa)又は(IIb)のいずれかの構造を有する化合物




[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16、R17及びR18は、上記及び本明細書に定義の通りである(詳細な説明を参照されたい)]も提供する。]
[0043] 追加の実施形態では、薬学的に許容される担体、並びに式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)のいずれか1種の化合物及びそれらの各下位構造を限定せずに含む本明細書で開示した化合物を含む医薬組成物を提供する。]
[0044] さらに別の実施形態では、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物が提供される。特定の実施形態では、化合物は、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約100nM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害し、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である。さらなる実施形態では、化合物は、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約10nM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害し、溶液中で少なくとも約1週間、1カ月、2カ月、4カ月、6カ月、8カ月、10カ月、1年、2年、5年以上、室温で安定である。]
[0045] 追加の実施形態では、11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物が提供される。さらなる実施形態では、ED50値が、単回用量の化合物を前記対象に約2時間以上投与した後に測定される非レチノイド化合物が提供される。追加の実施形態では、化合物はアルコキシフェニル結合アミン化合物である。さらなる実施形態では、化合物は非レチノイド化合物である。]
[0046] さらなる実施形態では、薬学的に許容される担体、及びRPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物を含む医薬組成物が提供される。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体、及び11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する非レチノイド化合物を含む医薬組成物が提供される。]
[0047] 別の実施形態では、本発明は、式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)及びこれらのそれぞれの下部構造のいずれか1つの化合物を含む本明細書で開示した化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法を提供する。さらなる実施形態では、該方法は、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する。さらに別の実施形態では、リポフスチン色素はN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である。]
[0048] さらに別の実施形態では、本明細書で記載した化合物又は医薬組成物を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。さらなる実施形態では、眼の疾患又は障害は加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである。さらに別の実施形態では、該方法は、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する。さらに別の実施形態では、リポフスチン色素はN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である。]
[0049] 追加の実施形態では、眼の疾患又は障害は、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、錐体桿体ジストロフィー、ソーズビー眼底ジストロフィー、視神経症、炎症性網膜疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症又は虚血再潅流関連網膜損傷、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、近視、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される。]
[0050] さらなる実施形態では、網膜を式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)及びこれらのそれぞれの下部構造のいずれか1つの化合物を含む本明細書で開示した化合物と接触させることを含む、網膜の桿体視細胞の暗順応を阻害する方法を提供する。]
[0051] 追加の実施形態では、網膜を式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)及びこれらのそれぞれの下部構造のいずれか1つの化合物、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物、又は11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物と接触させることを含む、網膜の桿体視細胞のロドプシンの再生を阻害する方法を提供する。]
[0052] さらなる実施形態では、式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)及びこれらのそれぞれの下部構造のいずれか1つの化合物、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物、又は11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の虚血を低減する方法が提供される。さらなる実施形態では、桿体視細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で該医薬組成物を投与して、眼の虚血を低減する。]
[0053] さらなる実施形態では、式(A)〜(E)、(I)、(IIa)、(IIb)及びこれらのそれぞれの下部構造のいずれか1つの化合物の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法が提供される。特定の実施形態では、桿体視細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、網膜における血管新生を阻害する。]
[0054] さらなる実施形態では、式(A)の化合物、又はRPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM以下のIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物、又は11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物を含む医薬組成物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法を提供する。さらなる実施形態では、桿体視細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、眼の虚血を低減する。特定の実施形態では、網膜細胞が網膜神経細胞である方法が提供される。ある実施形態では、網膜神経細胞は光受容体細胞である。]
[0055] 別の実施形態では、薬学的に許容される担体、並びに上記及び本明細書で記載した式(I)、(II)、(IIa)、又は(IIb)のいずれかの構造を有する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む対象における眼の疾患又は障害を治療する方法が提供される。一実施形態では、眼疾患又は障害は網膜疾患又は障害である。特定の実施形態では、網膜疾患又は障害は加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである。別の実施形態では、眼の疾患又は障害は、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、視神経症、炎症性網膜疾患、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される。さらに別の実施形態では、眼の疾患又は障害は、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症又は虚血再潅流関連網膜損傷から選択される。]
[0056] 本明細書で記載した医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を減少させる方法をさらに提供する。一実施形態では、リポフスチン色素はN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である。]
[0057] 別の実施形態では、細胞中の少なくとも1つの視覚サイクルトランス−シスイソメラーゼを阻害する方法を提供し、この方法は、本明細書で記載した式(I)、(II)、(IIa)又は(IIb)のいずれかの構造を有する化合物に細胞を接触させ、それにより少なくとも1つの視覚サイクルトランス−シスイソメラーゼを阻害することを含む。1つのある実施形態では、細胞は網膜色素上皮(RPE)細胞である。]
[0058] 本明細書において別の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した式(I)、(II)、(IIa)又は(IIb)のいずれかの構造を有する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象における少なくとも1つの視覚サイクルトランス−シスイソメラーゼを阻害する方法も提供する。ある実施形態では、対象はヒトであり、又は非ヒト動物である。]
[0059] 上記及び本明細書で記載した方法の特定の実施形態では、対象の眼におけるリポフスチン色素の蓄積を阻害し、ある特定の実施形態では、リポフスチン色素はN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である。他のある実施形態では、網膜細胞の変性を阻害する。特定の実施形態では、網膜細胞は網膜神経細胞であり、網膜神経細胞は、光受容体細胞、アマクリン細胞、水平細胞、神経節細胞又は双極細胞である。別の特定の実施形態では、網膜細胞は網膜色素上皮(RPE)細胞である。]
[0060] 追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び式(A)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ




[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;
nは、0、1、2、3又は4であり;但し、R5は、2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではない]を含む医薬組成物を提供する。]
[0061] 追加の実施形態では、11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物を提供する。さらなる実施形態では、ED50値が、単回用量の化合物を前記対象に約2時間以上投与した後に測定される非レチノイド化合物を提供する。さらなる実施形態では、アルコキシル化合物である非レチノイド化合物を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した非レチノイド化合物を含む医薬組成物を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した非レチノイド化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。]
[0062] 追加の実施形態では、RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物を提供する。さらなる実施形態では、本化合物は、11−シス−レチノール生成を約0.1μM以下のIC50で阻害する。さらなる実施形態では、本化合物は、11−シス−レチノール生成を約0.01μM以下のIC50で阻害する。さらなる実施形態では、11−シス−レチノール生成を阻害する化合物は非レチノイド化合物である。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を含む医薬組成物を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。追加の実施形態では、本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法を提供する。]
[0063] 追加の実施形態では、式(F)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ




[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C1〜C15アルキル、カルボシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成し、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。]
[0064] 追加の実施形態では、式(F)の化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する方法であって、リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である方法を提供する。]
[0065] さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、本明細書で記載した対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、本明細書で記載した対象における眼の疾患又は障害を治療する方法であって、リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である方法を提供する。]
[0066] さらなる実施形態では、本明細書で記載した対象における眼の疾患又は障害を治療する方法であって、眼の疾患又は障害が、加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである方法を提供する。さらなる実施形態では、本明細書に記載した対象の眼疾患又は障害を治療する方法であって、眼疾患又は障害が、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、錐体桿体ジストロフィー、ソーズビー眼底ジストロフィー、視神経症、炎症性網膜疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症又は虚血再潅流関連網膜損傷、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、近視、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、本明細書で記載した対象における眼の疾患又は障害を治療する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、本明細書で記載した対象における眼の疾患又は障害を治療する方法であって、リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である方法を提供する。]
[0067] 別の実施形態では、式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法を提供する。別の実施形態では、本明細書で記載した非レチノイド化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法を提供する。別の実施形態では、本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法を提供する。]
[0068] 別の実施形態では、式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法を提供する。別の実施形態では、本明細書で記載した非レチノイド化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法を提供する。別の実施形態では、本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法を提供する。]
[0069] 別の実施形態では、薬学的に許容される担体及び式(F)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼における虚血を低減する方法を提供する。]
[0070] 追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した非レチノイド化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼における虚血を低減する方法を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼における虚血を低減する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼における虚血を低減する方法であって、桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、眼における虚血を低減する方法を提供する。]
[0071] 追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した非レチノイド化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法を提供する。さらなる実施形態では、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法であって、桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、網膜における血管新生を阻害する方法を提供する。]
[0072] 追加の実施形態では、式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法を提供する。追加の実施形態では、本明細書で記載した非レチノイド化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法を提供する。追加の実施形態では、本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法を提供する。]
[0073] さらなる実施形態では、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法であって、網膜細胞が網膜神経細胞である方法を提供する。さらなる実施形態では、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法であって、網膜神経細胞が光受容体細胞である方法を提供する。]
[0074] 別の実施形態では、薬学的に許容される担体及び式(F)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜において蓄積したリポフスチン色素を低減する方法を提供する。追加の実施形態では、対象の網膜において蓄積したリポフスチン色素を低減する方法であって、リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である方法を提供する。]
[0075] 追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した非レチノイド化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜において蓄積したリポフスチン色素を低減する方法を提供する。追加の実施形態では、薬学的に許容される担体及び本明細書で記載した11−シス−レチノール生成を阻害する化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜において蓄積したリポフスチン色素を低減する方法を提供する。追加の実施形態では、対象の網膜において蓄積したリポフスチン色素を低減する方法であって、リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である方法を提供する。]
[0076] さらなる実施形態では、式(F)の化合物を対象に投与することを含む、患者における眼の疾患又は障害を治療する方法であって、式(F)の化合物が、












































からなる群から選択される方法を提供する。]
[0077] 一実施形態では、








































からなる群から選択される化合物を提供する。]
[0078] 本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形「a」、「and」及び「the」は、文脈から明らかに違わない限り複数への言及を含む。よって、例えば「薬剤(an agent)」への言及は複数のそのような薬剤を含み、「細胞(cell)」への言及は1つ又は複数の細胞への(又は複数の細胞への)、及び当業者に知られたその同等物などへの言及を含む。分子量などの物理的特性、又は化学式などの化学的特性について本明細書で範囲が使用される場合、本明細書の範囲及び特定の実施形態の全ての組合せ及び下位組合せが含まれることを意図する。用語「約」は、数又は数的範囲に言及する場合、言及した数又は数的範囲が実験的変動性内(又は統計的実験的誤差内)の近似値であることを意味し、したがってその数又は数的範囲は、述べられた数又は数的範囲の1%から15%の間で変化し得る。用語「含む(comprising)」(及び「含む(comprise)」又は「含む(comprises)」又は「有する(having)」又は「含む(including)」などの関連用語)は、他のある実施形態において、例えば、本明細書で記載した、物質の任意の組成物、組成物、方法又はプロセスなどの実施形態が、記載された特徴「からなる」又は「から本質的になる」ことがあるのを排除する意図はない。]
[0079] 参照による援用
本明細書に挙げた刊行物、特許、特許出願は全て、各個々の刊行物、特許、特許出願が参照により援用されていると特に及び個々に示されるのと同程度に、本明細書に参照により援用する。]
[0080] 本発明の新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に特に挙げる。本発明の特徴及び利点は、本発明の原理を利用する例示的な実施形態を挙げる以下の詳細な説明、及び添付の図面を参照することにより、より良く理解されよう。]
図面の簡単な説明

[0081] マウスモデルにおける例4の化合物(化合物4)によるイソメラーゼ活性の時間依存性阻害を示すグラフである。5匹の動物は各処理群に含めた。誤差バーは標準誤差に対応する。
in vivoマウスモデルにおける、化合物4によるイソメラーゼ活性の濃度依存的阻害を示すグラフである。
化合物4によるイソメラーゼ活性の濃度依存性阻害(化合物を1週間毎日投与した場合)を示すグラフである。
イソメラーゼアッセイにおける例28の化合物(化合物28)によるイソメラーゼ活性の濃度依存性阻害を示すグラフである。
マウスモデルにおける化合物28によるイソメラーゼ活性の時間依存性阻害を示すグラフである。4匹の動物が各処置群に含まれる。エラーバーは標準誤差に対応する。
in vivoマウスモデルにおける化合物28によるイソメラーゼ活性の濃度依存性阻害を示すグラフである。8匹の動物が処置群に含まれる。エラーバーは標準誤差に対応する。
光処理(8000ルクスの白色光、1時間)への曝露前に化合物4により処置したマウス(1群当たり10匹の動物)の網膜に対する光損傷の濃度依存性阻害を示すグラフである。エラーバーは標準誤差に対応する。
化合物4を受けた成BALB/cマウス(4匹のマウス/群)における暗所視b波増幅の濃度依存性阻害を示すグラフである。
明所視Vmaxに基づく化合物4の効果を示すグラフである。実線は平均を表し、点線はパラメータについての上限及び下限を表す(3匹のマウス/群)。エラーバーは標準誤差に対応する。
化合物4により3ヵ月処置したマウス(n=10;5匹の雄及び5匹の雌)の眼におけるA2E含量を示すグラフである。
老年BALB/cマウス(10ヵ月齢)A2Eレベルの低減に基づく化合物4の効果を示すグラフである。]
[0082] レチノイドサイクルの異性化ステップを阻害するアルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物を本明細書で記載する。これらの化合物及びこれらの化合物を含む組成物は、網膜細胞の変性を阻害する、又は網膜細胞の生存を強化するのに有用であることがある。したがって、本明細書で記載した化合物は、加齢黄斑変性及びシュタルガルト病などの網膜疾患又は障害を含む、眼の疾患及び障害を治療するのに有用であることがある。]
[0083] アルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物
一実施形態では、式(A)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ




[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は、一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10は、水素,ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;但し、R5は、2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではない]を提供する。]
[0084] 別の実施形態では、
Zが、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2が一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R36及びR37が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37が一緒になって、オキソを形成しており;
R3及びR4が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4が一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xが、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が、オキソを形成しており;
R11及びR12が水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23が、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19、R30、R34及びR35が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nが、0、1、2、3又は4である、
式(A)の化合物を提供する。]
[0085] さらなる実施形態では、式(B)の構造を有する化合物




[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり;
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]を提供する。]
[0086] さらなる実施形態では、式(C)の構造を有する化合物




[式中、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される]を提供する。]
[0087] さらなる実施形態では、nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、式(C)の化合物を提供する。]
[0088] さらなる実施形態では、R3、R4、R14及びR15のそれぞれが水素である、式(C)の化合物を提供する。]
[0089] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、アルコキシ又はヒドロキシから選択される、
式(C)の化合物を提供する。]
[0090] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0091] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0092] さらなる実施形態では、R11が水素であり、R12が−C(=O)R23であり、ここで、R23かアルキルである、式(C)の化合物を提供する。]
[0093] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0094] さらなる実施形態では、
nが0であり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘキシルを形成しており;
R18が、水素又はヒドロキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0095] さらなる実施形態では、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(C)の化合物を提供する。]
[0096] 追加の実施形態では、式(D)の構造を有する化合物




[式中、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;
R34は、水素又はアルキルであり;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を提供する。]
[0097] さらなる実施形態では、nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、式(D)の化合物を提供する。]
[0098] さらなる実施形態では、各R3、R4、R14及びR15が水素である、式(D)の化合物を提供する。]
[0099] さらなる実施形態では、
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(D)の化合物を提供する。]
[0100] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、式(C)の化合物を提供する。]
[0101] さらなる実施形態では、R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、式(D)の化合物を提供する。]
[0102] さらなる実施形態では、式(E)の化合物




[式中、
Xは、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を提供する。]
[0103] さらなる実施形態では、nが0であり、各R11及びR12が水素である、式(E)の化合物を提供する。]
[0104] さらなる実施形態では、各R3、R4、R14及びR15が水素である、式(E)の化合物を提供する。]
[0105] さらなる実施形態では、
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
式(E)の化合物を提供する。]
[0106] さらなる実施形態では、R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、式(E)の化合物を提供する。]
[0107] さらなる実施形態では、R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、式(E)の化合物を提供する。]
[0108] 追加の実施形態では、
















からなる群から選択される、式(A)の化合物を提供する。]
[0109] ある実施形態では、アルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物は、窒素含有部分で終わるメタ置換結合を含む。この結合は、少なくとも2個の炭素原子及び最大1個のヘテロ原子、例えば、硫黄、酸素又は窒素を含む原子の結合を含む。これらの結合原子は、単結合、二重結合、三重結合の炭素−炭素結合、炭素−窒素結合、窒素−窒素結合、炭素−酸素結合、炭素−硫黄結合などを含む、直鎖状に構築された安定な化学結合の組合せを形成する。したがって、本化合物は、互変異性体又は互変異性体の混合物として、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド又はプロドラッグとして、式(I)




[式中、
R1及びR2はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いは
R1及びR2は、オキソを形成しており;
R3及びR4はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;
R6は、水素又はアルキルであり;
R7及びR8はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−C(R9)(R10)−又は−O−であり;
R9及びR10はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;
R11及びR12はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R13は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである]により表すことができる構造を有する。]
[0110] ある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素である。]
[0111] 他の実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルである。]
[0112] ある実施形態では、R3及びR4のそれぞれは水素である。]
[0113] 他のある実施形態では、R1、R2、R9及びR10は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルである。]
[0114] 別の特定の実施形態では、R1、R2、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルである。]
[0115] 特定の実施形態では、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成している。]
[0116] ある実施形態では、R5はC5−C8アルキルである。]
[0117] 一実施形態では、R5は、−C(R14)(R15)−C(R16)(R17)(R18)であり、式(I)の化合物は、互変異性体又は互変異性体の混合物として、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド又はプロドラッグとして、式(II)




[式中、
R1及びR2はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR1及びR2は、オキソを形成しており;
R3及びR4はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R6は、水素又はアルキルであり;
R7及びR8はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
Xは、−C(R9)(R10)−又は−O−であり;
R9及びR10はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;
R11及びR12はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R13は、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり;
R14及びR15はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルであり、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル、少なくとも1個の酸素環原子を有するヘテロシクリル又は単環式ヘテロアリールを形成しており;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルである]の構造により表すことができる。]
[0118] 式(II)により表される構造を有する化合物のある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素である。]
[0119] 他の実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルである。]
[0120] ある実施形態では、R3、R4、R14及びR15のそれぞれは水素である。]
[0121] ある実施形態では、Xは−C(R9)(R10)−であり、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルである。]
[0122] さらなる実施形態では、R1、R2、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0123] 別の特定の実施形態では、Xは−C(R9)(R10)−であり、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成している。]
[0124] さらなる実施形態では、R1及びR2のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0125] さらなる実施形態では、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18は水素又はヒドロキシである。]
[0126] さらに他の実施形態では、R16及びR17のそれぞれは、独立に、C1〜C13アルキルであり、R18は水素又はヒドロキシである。]
[0127] 式(II)の化合物のある実施形態では、Xは−C(R9)(R10)−であり、化合物は、互変異性体又は互変異性体の混合物として、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド又はプロドラッグとして、式(IIa):




[式中、
R1及びR2はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR1及びR2は、オキソを形成しており;
R3及びR4はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R6は、水素又はアルキルであり;R7及びR8はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R9及びR10はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8又はカルボシクリルであり;或いはR9及びR10は、オキソを形成しており;
R11及びR12はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R13は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり;
R14及びR15はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルであり、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル、少なくとも1個の酸素環原子を有するヘテロシクリル又は単環式ヘテロアリールを形成しており;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルである]の構造を有する。]
[0128] 式(IIa)により表される構造を有する化合物のある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素である。]
[0129] 他の実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルである。]
[0130] 他の実施形態では、R3、R4、R14及びR15のそれぞれは水素である。]
[0131] 特定の実施形態では、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルである。]
[0132] さらなる実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1、R2、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0133] さらなる実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルであり、R1、R2、R9及びR10のそれぞれが、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0134] 別の特定の実施形態では、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成している。]
[0135] さらなる実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1及びR2のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルキルコキシである。]
[0136] さらなる実施形態では、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18は水素又はヒドロキシである。]
[0137] 本明細書で開示したある化合物は、表1に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0138] さらなる実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1、R2、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R16及びR17のそれぞれは、独立に、水素又はC1〜C13アルキルであり、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0139] さらなる実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルであり、R1、R2、R9及びR10のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R16及びR17のそれぞれは、独立に、水素又はC1〜C13アルキルであり、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0140] 別の特定の実施形態では、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成している。]
[0141] さらなる実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1及びR2のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、R16及びR17のそれぞれは、独立に、C1〜C13アルキルであり、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0142] さらなる実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、R1及びR2のそれぞれは、独立に、水素又は−OR6であり、ここで、R6は水素又はアルキルであり、R9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、R16及びR17のそれぞれは、独立に、C1〜C13アルキルであり、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0143] 本明細書で開示したある化合物は、表2に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0144] 式(II)の化合物のある実施形態では、Xは−O−であり、化合物は、互変異性体又は互変異性体の混合物として、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド又はプロドラッグとして、式(IIb):




[式中、
R1及びR2はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル又はカルボシクリルであり;
R3及びR4はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R11及びR12はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13であり;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;
R13は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり;
R14及びR15はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素又はアルキルであり;
R16及びR17はそれぞれ、同じか又は異なり、独立に、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルであり、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル、少なくとも1個の酸素環原子を有するヘテロシクリル又は単環式ヘテロアリールを形成しており;
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルである]の構造を有する。]
[0145] 式(IIb)の構造を有する化合物のある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素である。]
[0146] 他の実施形態では、R11は水素であり、R12は−C(=O)R13であり、ここで、R13はアルキルである。]
[0147] 他の実施形態では、R3、R4、R14及びR15のそれぞれは水素である。]
[0148] ある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1及びR2のそれぞれは、独立に、水素又はアルキルであり、R3、R4、R14及びR15のそれぞれは水素であり、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、R18は、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0149] ある特定の実施形態では、R16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18は水素又はヒドロキシである。]
[0150] 本明細書で開示したある化合物は、表3に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0151] ある実施形態では、R11及びR12のそれぞれは水素であり、R1、R2、R3、R4、R14及びR15のそれぞれは水素であり、R16及びR17のそれぞれは、独立に、水素又はC1〜C13アルキルであり、R18は水素、ヒドロキシ又はアルコキシである。]
[0152] ある実施形態では、R16及びR17のそれぞれは、独立に、C1〜C13アルキルであり、R18は水素又はヒドロキシである。]
[0153] 本明細書で開示したある化合物は、表4に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0154] 本明細書で開示したある化合物は、表5に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0155] 本明細書で開示したある化合物は、表6に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0156] 本明細書で開示したある化合物は、表7に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0157] 本明細書で開示したある化合物は、表8に示す構造を有する。実施例番号は、示された構造/名称を有する化合物の調製を記載する本明細書の特定の実施例を意味する。]
[0158] 追加の実施形態では、
































から選択される化合物を提供する。]
[0159] 追加の実施形態では、








































からなる群から選択される化合物を提供する。]
[0160] 定義
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されている通り、別段の記載がない限り、以下の用語は示した意味を有する。]
[0161] 本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形「a」、「and」及び「the」は、文脈から明らかに違わない限り複数への言及を含む。よって、例えば「化合物(a compound)」への言及は複数のそのような化合物を含み、「細胞(cell)」への言及は1つ又は複数の細胞への(又は複数の細胞への)、及び当業者に知られたその同等物などへの言及を含む。分子量などの物理的特性、又は化学式などの化学的特性について本明細書で範囲が使用される場合、本明細書の範囲及び特定の実施形態の全ての組合せ及び下位組合せが含まれることを意図する。用語「約」は、数又は数的範囲に言及する場合、言及した数又は数的範囲が実験的変動性内(又は統計的実験的誤差内)の近似値であることを意味し、したがってその数又は数的範囲は、述べられた数又は数的範囲の1%から15%の間で変化し得る。用語「含む(comprising)」(及び「含む(comprise)」又は「含む(comprises)」又は「有する(having)」又は「含む(including)」などの関連用語)は、他のある実施形態において、例えば、本明細書で記載した、物質の任意の組成物、組成物、方法又はプロセスなどの実施形態が、記載された特徴「からなる」又は「から本質的になる」ことがあるのを排除する意図はない。]
[0162] 「アミノ」は−NH2基を指す。]
[0163] 「シアノ」は−CN基を指す。]
[0164] 「ニトロ」は−NO2基を指す。]
[0165] 「オキサ」は−O−基を指す。]
[0166] 「オキソ」は=O基を指す。]
[0167] 「チオキソ」は=S基を指す。]
[0168] 「イミノ」は=N−H基を指す。]
[0169] 「ヒドラジノ」は=N−NH2基を指す。]
[0170] 「アルキル」は、炭素及び水素原子のみからなり、不飽和を含有せず、1から15個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状炭化水素鎖基を指す(例えば、C1〜C15アルキル)。ある実施形態では、アルキルは1から13個の炭素原子を含む(例えば、C1〜C13アルキル)。ある実施形態では、アルキルは1から8個の炭素原子を含む(例えば、C1〜C8アルキル)。他の実施形態では、アルキルは5から15個の炭素原子を含む(例えば、C5〜C15アルキル)。他の実施形態では、アルキルは5から8個の炭素原子を含む(例えば、C5〜C8アルキル)。アルキルは、単結合、例えば、メチル(Me)、エチル(Et)、n−プロピル、1−メチルエチル(イソプロピル)、n−ブチル、n−ペンチル、1,1−ジメチルエチル(t−ブチル)、3−メチルヘキシル、2−メチルヘキシルなどにより分子の残りに結合されている。本明細書で特段の記載がない限り、アルキル基は以下の置換基の1つ又は複数で場合により置換されている:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−ORa、−SRa、−OC(O)−Ra、−N(Ra)2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)N(Ra)2、−N(Ra)C(O)ORa、−N(Ra)C(O)Ra、−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリルカルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルである。]
[0171] 「アルケニル」は、炭素及び水素原子のみからなり、少なくとも1つの二重結合を含有し、2から12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状炭化水素鎖ラジカル基を指す。ある実施形態では、アルケニルは2から8個の炭素原子を含む。他の実施形態では、アルケニルは2から4個の炭素原子を含む。アルケニルは、単結合、例えば、エテニル(即ち、ビニル)、プロプ−1−エニル(即ち、アリル)、ブト−1−エニル、ペント−1−エニル、ペンタ−1,4−ジエニルなどにより分子の残りに結合されている。本明細書で特段の記載がない限り、アルケニル基は以下の置換基の1つ又は複数で場合により置換されている:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−ORa、−SRa、−OC(O)−Ra、−N(Ra)2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)N(Ra)2、−N(Ra)C(O)ORa、−N(Ra)C(O)Ra、−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルである。]
[0172] 「アルキニル」は、炭素及び水素原子のみからなり、少なくとも1つの三重結合を含有し、2から12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状炭化水素鎖ラジカル基を指す。ある実施形態では、アルキニルは2から8個の炭素原子を含む。他の実施形態では、アルキニルは2から4個の炭素原子を有する。アルキニルは、単結合、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどにより分子の残りに結合されている。本明細書で特段の記載がない限り、アルキニル基は以下の置換基の1つ又は複数で場合により置換されている:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−ORa、−SRa、−OC(O)−Ra、−N(Ra)2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)N(Ra)2、−N(Ra)C(O)ORa、−N(Ra)C(O)Ra、−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルである。]
[0173] 「アルキレン」又は「アルキレン鎖」は、炭素及び水素のみからなり、不飽和を含有せず、1から12個の炭素原子を有する、分子の残りをラジカル基に結合する直鎖状又は分枝状の二価の炭化水素鎖、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、n−ブチレンなどを指す。アルキレン鎖は、分子の残りに単結合を介して、ラジカル基に単結合を介して結合されている。アルキレン鎖の分子の残りへの及びラジカル基への結合点は、アルキレン鎖の1個の炭素を介して又はその鎖の任意の2個の炭素を介してのものであることができる。本明細書で特段の記載がない限り、アルキレン鎖は以下の置換基の1つ又は複数で場合により置換されている:ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−ORa、−SRa、−OC(O)−Ra、−N(Ra)2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)N(Ra)2、−N(Ra)C(O)ORa、−N(Ra)C(O)Ra、−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルである。]
[0174] 「アルケニレン」又は「アルケニレン鎖」は、炭素及び水素のみからなり、少なくとも1つの二重結合を含有し、2から12個の炭素原子を有する、分子の残りをラジカル基に結合する直鎖状又は分枝状の二価の炭化水素鎖、例えば、エテニレン、プロペニレン、n−ブテニレンなどを指す。アルケニレン鎖は、分子の残りに二重結合又は単結合を介して、ラジカル基に二重結合又は単結合を介して結合されている。アルケニレン鎖の分子の残りへの及びラジカル基への結合点は、鎖中の1個の炭素又は任意の2個の炭素を介してであることができる。本明細書で特段の記載がない限り、アルケニレン鎖は以下の置換基の1つ又は複数で場合により置換されている:ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、オキソ、チオキソ、トリメチルシラニル、−ORa、−SRa、−OC(O)−Ra、−N(Ra)2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)N(Ra)2、−N(Ra)C(O)ORa、−N(Ra)C(O)Ra、−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1個又は複数のハロ基で場合によって置換されている)、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキル、ここで、上記置換基のそれぞれは、別段の記載がない限り、置換されていない。]
[0175] 「アリール」は、環炭素原子から水素原子を除去することにより、芳香族単環式又は多環式炭化水素環系から誘導した基を指す。芳香族単環式又は多環式炭化水素環系は、水素と6から18個の炭素原子の炭素のみを含有し、ここで、環系の環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、即ち、それはHuckel理論に従って、環状、非局在化(4n+2)π電子系を含有する。アリール基としては、これらだけに限定するものではないが、フェニル、フルオレニル及びナフチルなどの基がある。本明細書で特段の記載がない限り、用語「アリール」又は接頭辞「アル−」(例えば「アラルキル」における)には、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているアラルキル、場合によって置換されているアラルケニル、場合によって置換されているアラルキニル、場合によって置換されているカルボシクリル、場合によって置換されているカルボシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、場合によって置換されているヘテロシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロアリール、場合によって置換されているヘテロアリールアルキル、−Rb−ORa、−Rb−OC(O)−Ra、−Rb−N(Ra)2、−Rb−C(O)Ra、−Rb−C(O)ORa、−Rb−C(O)N(Ra)2、−Rb−O−Rc−C(O)N(Ra)2、−Rb−N(Ra)C(O)ORa、−Rb−N(Ra)C(O)Ra、−Rb−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−Rb−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−Rb−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)から独立に選択される1個又は複数の置換基で場合によって置換されているアリール基が含まれることが意図されており、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1個又は複数のハロ基で場合によって置換されている)、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、各Rbは、独立に、直接結合又は直鎖状若しくは分枝状アルキレン若しくはアルケニレン鎖であり、Rcは直鎖状又は分枝状アルキレン又はアルケニレン鎖であり、ここで、上記置換基のそれぞれは、別段の記載がない限り、置換されていない。]
[0176] 「アラルキル」は、式−Rc−アリールの基を指し、ここで、Rcは、上記定義の通りのアルキレン鎖、例えば、ベンジル、ジフェニルメチルなどである。アラルキル基のアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上記した通り、場合によって置換されている。アラルキル基のアリール部分は、アリール基について上記した通り、場合によって置換されている。]
[0177] 「アラルケニル」は、式−Rd−アリールの基を指し、ここで、Rdは、上記定義の通りのアルケニレン鎖である。アラルケニル基のアリール部分は、アリール基について上記した通り、場合によって置換されている。アラルケニル基のアルケニレン鎖部分は、アルケニレン基について上記定義の通り、場合によって置換されている。]
[0178] 「アラルキニル」は、式−Re−アリールの基を指し、ここで、Reは、上記定義の通りのアルキニレン鎖である。アラルキニル基のアリール部分は、アリール基について上記した通り、場合によって置換されている。アラルキニル基のアルキニレン鎖部分は、アルキニレン鎖について上記定義の通り、場合によって置換されている。]
[0179] 「カルボシクリル」は、炭素及び水素原子のみからなり、縮合又は架橋環系を含んでもよく、3から15個の炭素原子を有する安定な非芳香族単環式又は多環式炭化水素基を指す。ある実施形態では、カルボシクリルは3から10個の炭素原子を含む。他の実施形態では、カルボシクリルは5から7個の炭素原子を含む。カルボシクリルは単結合により分子の残りに結合されている。カルボシクリルは飽和であってもよく(即ち、単一のC−C結合のみを含有する)、又は不飽和であってもよい(即ち、1つ又は複数の二重結合又は三重結合を含有する)。完全飽和カルボシクリル基は「シクロアルキル」とも呼ばれる。単環式シクロアルキルの例としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルがある。不飽和カルボシクリルは「シクロアルケニル」とも呼ばれる。単環式シクロアルケニルの例としては、例えば、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル及びシクロオクテニルがある。多環式カルボシクリル基としては、例えば、アダマンチル、ノルボルニル(即ち、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)、ノルボルネニル、デカリニル、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどがある。本明細書で特段の記載がない限り、用語「カルボシクリル」には、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているアラルキル、場合によって置換されているアラルケニル、場合によって置換されているアラルキニル、場合によって置換されているカルボシクリル、場合によって置換されているカルボシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、場合によって置換されているヘテロシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロアリール、場合によって置換されているヘテロアリールアルキル、−Rb−ORa、−Rb−SRa、−Rb−OC(O)−Ra、−Rb−N(Ra)2、−Rb−C(O)Ra、−Rb−C(O)ORa、−Rb−C(O)N(Ra)2、−Rb−O−Rc−C(O)N(Ra)2、−Rb−N(Ra)C(O)ORa、−Rb−N(Ra)C(O)Ra、−Rb−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−Rb−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−Rb−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)から独立に選択される1個又は複数の置換基で場合によって置換されているカルボシクリル基が含まれることが意図されており、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、各Rbは、独立に、直接結合又は直鎖状若しくは分枝状アルキレン若しくはアルケニレン鎖であり、Rcは直鎖状又は分枝状アルキレン又はアルケニレン鎖であり、ここで、上記置換基のそれぞれは、別段の記載がない限り、置換されていない。]
[0180] 「カルボシクリルアルキル」は、式−Rc−カルボシクリルの基を指し、ここで、Rcは上記定義の通りのアルキレン鎖である。アルキレン鎖及びカルボシクリル基は、上記定義の通り、場合によって置換されている。]
[0181] 「ハロ」又は「ハロゲン」は、ブロモ、クロロ、フルオロ又はヨード置換基を指す。]
[0182] 「フルオロアルキル」は、上記定義の通りの1個又は複数のフルオロ基、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロメチル−2−フルオロエチルなどで置換されている上記定義の通りのアルキル基を指す。フルオロアルキル基のアルキル部分は、アルキル基について上記定義の通り、場合によって置換されていてもよい。]
[0183] 「ヘテロシクリル」は、2から12個の炭素原子及び窒素、酸素及び硫黄から選択される1から6個のヘテロ原子を含有する安定な3員から18員非芳香環基を指す。本明細書で特段の記載がない限り、ヘテロシクリル基は、縮合環系又は架橋環系を含んでもよい、単環系、二環系、三環系又は四環系である。ヘテロシクリル基のヘテロ原子は場合によって酸化されていてもよい。存在する場合、1個又は複数の窒素原子は場合によって四級化している。ヘテロシクリル基は部分的又は完全に飽和している。ヘテロシクリルは環の任意の原子を介して分子の残りに結合されていてもよい。そのようなヘテロシクリル基の例としては、これらだけに限定するものではないが、ジオキソラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル及び1,1−ジオキソ−チオモルホリニルがある。本明細書で特段の記載がない限り、用語「ヘテロシクリル」には、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているアラルキル、場合によって置換されているアラルケニル、場合によって置換されているアラルキニル、場合によって置換されているカルボシクリル、場合によって置換されているカルボシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、場合によって置換されているヘテロシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロアリール、場合によって置換されているヘテロアリールアルキル、−Rb−ORa、−Rb−SRa、−Rb−OC(O)−Ra、−Rb−N(Ra)2、−Rb−C(O)Ra、−Rb−C(O)ORa、−Rb−C(O)N(Ra)2、−Rb−O−Rc−C(O)N(Ra)2、−Rb−N(Ra)C(O)ORa、−Rb−N(Ra)C(O)Ra、−Rb−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−Rb−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−Rb−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)から選択される1個又は複数の置換基で場合によって置換されている上記定義の通りのヘテロシクリル基があることが意図されており、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、各Rbは、独立に、直接結合又は直鎖状若しくは分枝状アルキレン若しくはアルケニレン鎖であり、Rcは直鎖状又は分枝状アルキレン又はアルケニレン鎖であり、ここで、上記置換基のそれぞれは、別段の記載がない限り、置換されていない。]
[0184] 「N−ヘテロシクリル」又は「N結合ヘテロシクリル」は、少なくとも1個の窒素を含有する上記定義の通りのヘテロシクリル基を指し、ここで、ヘテロシクリル基の分子の残りへの結合点はヘテロシクリル基の窒素原子を介する。N−ヘテロシクリル基は、ヘテロシクリル基について上記した通り、場合によって置換されている。そのようなN−ヘテロシクリル基の例としては、これらだけに限定するものではないが、1−モルホリニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル及びイミダゾリジニルがある。]
[0185] 「C−ヘテロシクリル」又は「C結合ヘテロシクリル」は、少なくとも1つのヘテロ原子を含有する上記定義の通りのヘテロシクリル基を指し、ここで、分子のその他の部分への前記ヘテロシクリル基の結合点は前記ヘテロシクリル基内の炭素原子を介してである。C−ヘテロシクリル基はヘテロシクリル基について上記した通りに場合によって置換されている。そのようなC−ヘテロシクリル基の例としては、これらだけに限定するものではないが、2−モルホリニル、2−又は3−又は4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、2−又は3−ピロリジニルなどがある。]
[0186] 「ヘテロシクリルアルキル」は、式−Rc−ヘテロシクリルの基を指し、ここで、Rcは上記定義の通りのアルキレン鎖である。ヘテロシクリルが窒素含有ヘテロシクリルである場合、ヘテロシクリルは窒素原子においてアルキル基に場合によって結合している。ヘテロシクリルアルキル基のアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上記定義の通り、場合によって置換されている。ヘテロシクリルアルキル基のヘテロシクリル部分は、ヘテロシクリル基について上記定義の通り、場合によって置換されている。]
[0187] 「ヘテロアリール」は、2から17個の炭素原子、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される1から6個のヘテロ原子を含む3員から18員芳香環基から誘導した基を指す。本明細書で使用する場合、ヘテロアリール基は、単環系、二環系、三環系又は四環系であってもよく、ここで、環系の環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、即ち、それはHuckel理論に従って、環状、非局在化(4n+2)π電子系を含有する。ヘテロアリールには縮合環系又は架橋環系がある。ヘテロアリール基のヘテロ原子(単数又は複数)は場合によって酸化されている。存在する場合、1個又は複数の窒素原子は場合によって四級化している。ヘテロアリールは環の任意の原子を介して分子の残りに結合されている。ヘテロアリールの例としては、これらだけに限定するものではないが、アゼピニル、アクリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾインドリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、1,4−ベンゾジオキサニル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキシニル、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニル、ベンゾフラニル、ベンゾフラノニル、ベンゾチエニル(ベンゾチオフェニル)、ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾ[4,6]イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、シクロペンタ[d]ピリミジニル、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]シンノリニル、6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプタ[1,2−c]ピリダジニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、フラニル、フラノニル、フロ[3,2−c]ピリジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリミジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリダジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリジニル,イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、イソキノリル、インドリジニル、イソオキサゾリル、5,8−メタノ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、ナフチリジニル、1,6−ナフチリジノニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、オキサゾリル、オキシラニル、5,6,6a,7,8,9,10,10a−オクタヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、1−フェニル−1H−ピロリル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジニル、ピリジニル、ピリド[3,2−d]ピリミジニル、ピリド[3,4−d]ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,5−c]ピリダジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル、チエノ[2,3−d]ピリミジニル、チエノ[3,2−d]ピリミジニル、チエノ[2,3−c]プリジニル、及びチオフェニル(即ちチエニル)がある。本明細書で特段の記載がない限り、用語「ヘテロアリール」には、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているアラルキル、場合によって置換されているアラルケニル、場合によって置換されているアラルキニル、場合によって置換されているカルボシクリル、場合によって置換されているカルボシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロシクリル、場合によって置換されているヘテロシクリルアルキル、場合によって置換されているヘテロアリール、場合によって置換されているヘテロアリールアルキル、−Rb−ORa、−Rb−SRa、−Rb−OC(O)−Ra、−Rb−N(Ra)2、−Rb−C(O)Ra、−Rb−C(O)ORa、−Rb−C(O)N(Ra)2、−Rb−O−Rc−C(O)N(Ra)2、−Rb−N(Ra)C(O)ORa、−Rb−N(Ra)C(O)Ra、−Rb−N(Ra)S(O)tRa(tは1又は2である)、−Rb−S(O)tORa(tは1又は2である)及び−Rb−S(O)tN(Ra)2(tは1又は2である)から選択される1個又は複数の置換基で場合によって置換されている上記定義の通りのヘテロアリール基があることが意図されており、ここで、各Raは、独立に、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、各Rbは、独立に、直接結合又は直鎖状若しくは分枝状アルキレン若しくはアルケニレン鎖であり、Rcは直鎖状又は分枝状アルキレン又はアルケニレン鎖であり、ここで、上記置換基のそれぞれは、別段の記載がない限り、置換されていない。]
[0188] 「N−ヘテロアリール」は、少なくとも1個の窒素を含有する上記定義の通りのヘテロアリール基を指し、ここで、ヘテロアリール基の分子の残りへの結合点はヘテロアリール基の窒素原子を介する。N−ヘテロアリール基は、ヘテロアリール基について上記した通り、場合によって置換されている。]
[0189] 「C−ヘテロアリール」は、上記定義の通りのヘテロアリール基を指し、ここで、分子のその他の部分への前記ヘテロアリール基の結合点は前記ヘテロアリール基内の炭素原子を介してである。C−ヘテロアリール基はヘテロアリール基について上記した通りに場合によって置換されている。]
[0190] 「ヘテロアリールアルキル」は、式−Rc−ヘテロアリールの基を指し、ここで、Rcは上記定義の通りのアルキレン鎖である。ヘテロアリールが窒素含有ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは窒素原子においてアルキル基に場合によって結合している。ヘテロアリールアルキル基のアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上記定義の通り、場合によって置換されている。ヘテロアリールアルキル基のヘテロアリール部分はヘテロアリール基について上記定義の通り、場合によって置換されている。]
[0191] 化合物、又はそれらの薬学的に許容される塩は、1つ又は複数の不斉中心を有してもよく、したがって、鏡像異性体、ジアステレオマー、及び絶対立体化学に関して、アミノ酸の(R)−若しくは(S)−として、又は(D)−若しくは(L)−として定義し得る他の立体異性体を生じてもよい。本明細書で記載した化合物がオレフィン二重結合又は幾何学的不斉の他の中心を有し、別段の記載がない場合、化合物はE及びZ幾何異性体(例えば、シス又はトランス)の両方を含むことを意図する。同様に、全ての可能な異性体、並びにそれらのラセミ体及び光学的に純粋な形態、及び全ての互変異性体も含まれることを意図する。]
[0192] 「立体異性体」は、同じ結合により結合された同じ原子からなるが、交換不可能な異なる三次元構造を有する化合物を指す。したがって、種々の立体異性体及びその混合物が考えられ、分子が互いに重ね合わせられない鏡像である2つの立体異性体を指す「鏡像異性体」を含む。]
[0193] 「互変異性体」は、分子の1つの原子から同じ分子の別の原子へのプロトン移動を指す。本明細書で表した化合物は互変異性体として存在してもよい。互変異性体は、単結合と隣接する二重結合の切替えを伴う、水素原子の移動によって互換的な化合物である。互変異性化が可能な溶液では、互変異性体の化学平衡が存在する。互変異性体の厳密な比は、温度、溶媒及びpHを含むいくつかの要因に依存する。互変異性体の対の例としては、




がある。]
[0194] 「任意選択の」又は「場合によって」は、後に記載する事象又は状況が起こっても起こらなくてもよいことを意味し、その記載はその事象又は状況が起こった場合、又は起こらなかった場合を含むことを意味する。例えば、「場合によって置換されているアリール」は、アリール基が置換されていてもいなくてもよいことを意味し、その記載が置換されているアリール基及び置換を有さないアリール基の両方を含むことを意味する。]
[0195] 「薬学的に許容される塩」には、酸付加塩及び塩基付加塩の両方が含まれる。本明細書で記載したアルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物の任意の1つの薬学的に許容される塩は、任意の及び全ての薬学的に適切な塩形態を含むことを意図する。本明細書で記載した化合物の好ましい薬学的に許容される塩は、薬学的に許容される酸付加塩及び薬学的に許容される塩基付加塩である。]
[0196] 「薬学的に許容される酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的有効性及び性質を保持し、生物学的又は他に望ましくないものではなく、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、亜リン酸などの無機酸と形成した塩を指す。脂肪族モノ−及びジカルボン酸、フェニル置換アルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、アルカン二酸、芳香族酸、脂肪族及び芳香族スルホン酸などの有機酸と形成した塩もあり、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などが含まれる。したがって、例示的な塩としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、カプリル酸塩、イソ酪酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、フタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩などがある。アルギン酸塩、グルコン酸塩及びガラクツロン酸塩などのアミノ酸の塩も考えられる(例えば、Berge S.M.ら、「薬学的塩(Pharmaceutical Salts)」、Journal of Pharmaceutical Science、66:1〜19(1997)(その全体をこの参照により援用する)を参照されたい)。塩基性化合物の酸付加塩は、当業者によく知られている方法及び技術に従って、遊離塩基形態を十分な量の所望の酸と反応させて塩を生成させることによって調製してもよい。]
[0197] 「薬学的に許容される塩基付加塩」は、生物学的又は他に望ましくないものではない遊離酸の生物学的有効性及び性質を保持する塩を指す。これらの塩は、無機塩基又は有機塩基を遊離酸に添加することにより調製する。薬学的に許容される塩基付加塩は、アルカリ若しくはアルカリ土類金属又は有機アミンなど、金属又はアミンと形成してもよい。無機塩基から誘導される塩としては、これらだけに限定するものではないが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム塩などがある。有機塩基から誘導される塩としては、これらだけに限定するものではないが、第一級、第二級及び第三級アミン、天然の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン及び塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、エチレンジアニリン、N−メチルグルカミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などの塩がある。Bergeら、上掲を参照されたい。]
[0198] 「非レチノイド化合物」は、レチノイドではない任意の化合物を指す。レチノイドは、トリメチルシクロヘキセニル環及び極性末端基で終端するポリエン鎖を有するジテルペン骨格を有する化合物である。レチノイドの例としては、レチンアルデヒド及び誘導されたイミン/ヒドラジド/オキシム、レチノール及び任意の誘導されたエステル、レチニルアミン及び任意の誘導されたアミド、レチノイン酸及び任意の誘導されたエステル又はアミドがある。非レチノイド化合物は、必要はないが、内部環状基(例えば、芳香族基)を含むことができる。非レチノイド化合物は、必要はないが、アルコキシフェニル結合アミン基を含むことができる。]
[0199] 本明細書で使用する場合、「治療(treatment)」又は「治療する(治療)」又は「緩和する(palliating)」又は「改善する(改善)」は本明細書において交換可能に使用する。これらの用語は、それだけに限定するものではないが、治療的有用性及び/又は予防的有用性を含む有益な又は所望の結果を得るためのアプローチを指す。「治療的有用性」は、治療される基礎障害の根絶又は改善を意味する。また、治療的有用性は、患者が依然として基礎障害に罹患しているにも拘らず患者において改善が見られるように、基礎障害に伴う生理学的症状の1つ又は複数の根絶又は改善によって達成される。予防的有用性のために、組成物は、特定の疾患を発症するリスクをもって患者に、又は疾患の診断はなされていなくても疾患の生理学的症状の1つ又は複数を訴える患者に投与してよい。]
[0200] 「プロドラッグ」は、生理学的条件下で又は加溶媒分解により本明細書で記載した生物学的に活性な化合物に変換し得る化合物を示すことを意味する。よって、用語「プロドラッグ」は、薬学的に許容される生物学的に活性な化合物の前駆体を指す。プロドラッグは対象に投与した場合に不活性であることがあるが、in vivoで、例えば加水分解によって活性化合物に変換される。プロドラッグの化合物は、哺乳動物において、溶解性、組織適合性又は遅延放出の利点を与えることが多い(例えば、Bundgard、H.、Design of Prodrugs(1985)、pp.7〜9、21〜24(Elsevier、Amsterdam)を参照されたい。]
[0201] プロドラッグの考察は、Higuchi、T.ら、「新規な送達系としてのプロドラッグ(Pro−drugs as Novel Delivery Systems)」、A.C.S.Symposium Series、Vol.14、及びBioreversible Carriers in Drug Design、Edward B.Roche編、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987に提供されており、その両方の全体を参照により本明細書に援用する。]
[0202] 用語「プロドラッグ」はまた、そのようなプロドラッグが哺乳動物対象に投与された場合にin vivoで活性化合物を放出する任意の共有結合した担体を含むことを意味する。本明細書で記載した活性化合物のプロドラッグは、日常的な操作又はin vivoで修飾が切断されて親活性化合物になるように、活性化合物に存在する官能基を修飾することによって調製してもよい。プロドラッグは、ヒドロキシ、アミノ又はメルカプト基が、活性化合物のそのプロドラッグが哺乳動物対象に投与された場合に切断されて、それぞれ遊離のヒドロキシ、遊離のアミノ又は遊離のメルカプト基を生成する任意の基に結合している化合物を含む。プロドラッグの例としては、これらだけに限定するものではないが、活性化合物のアルコール又はアミン官能基のアセテート、ホルメート及びベンゾエート誘導体がある。]
[0203] アルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物の調製
本明細書で記載した反応で使用した化合物は、当業者に知られた有機合成技術に従い、市販の化学物質から及び/又は化学文献に記載された化合物から出発して作製する。「市販の化学物質」は、Acros Organics(Pittsburgh PA)、Aldrich Chemical(Milwaukee WI、including Sigma Chemical and Fluka)、Apin Chemicals Ltd.(Milton Park UK)、Avocado Research(Lancashire U.K.)、BDH Inc.(Toronto、Canada)、Bionet(Cornwall、U.K.),Chemservice Inc.(West Chester PA)、Crescent Chemical Co.(Hauppauge NY)、Eastman Organic Chemicals、Eastman Kodak Company(Rochester NY)、Fisher Scientific Co.(Pittsburgh PA)、Fisons Chemicals(Leicesterhire UK)、Frontier Scientific(LoganUT)、ICN Biomedicals、Inc.(Costa Mesa CA)、Key Organics(Cornwall U.K.)、Lancaster Synthesis(Windham NH)、Maybridge Chemical Co.Ltd.(Cornwall U.K.)、Parish Chemical Co.(Orem UT)、Pfaltz & Bauer、Inc.(Waterbury CN)、Polyorganix(Houston TX)、Pierce Chemical Co.(RockfordIL)、Riedel de Haen AG(Hanover、Germany)、Spectrum Quality Product、Inc.(New Brunswick、NJ)、TCIAmerica(Portland OR)、Trans World Chemicals、Inc.(Rockville MD)及びWako Chemicals USA、Inc.(Richmond VA)を含む標準的な商業的供給源から得る。]
[0204] 当業者に知られた方法は、種々の参考書及びデータベースで特定する。本明細書で記載した化合物の調製に有用な反応物質の合成を詳述する、又は調製を記載する論文の照会を提供する適切な参考書及び論文としては、例えば、「Synthetic Organic Chemistry」、John Wiley & Sons、Inc.、New York;S.R.Sandlerら、「Organic Functional Group Preparations」、2nd Ed.、Academic Press、New York、1983;H.O.House、「Modern Synthetic Reactions」、2nd Ed.、W.A.Benjamin、Inc.Menlo Park、Calif.1972;T.L.Gilchrist、「Heterocyclic Chemistry」、2nd Ed.、John Wiley & Sons、New York、1992;J.March、「Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms and Structure」、4th Ed.、Wiley−Interscience、New York、1992がある。本明細書で記載した化合物の調製に有用な反応物質の合成を詳述する、又は調製を記載する論文の照会を提供する追加の適切な参考書及び論文としては、例えば、Fuhrhop,J.及びPenzlin G.「Organic Synthesis:Concepts、Methods、Starting Materials」、Second、Revised and Enlarged Edition(1994)John Wiley & Sons ISBN:3−527−29074−5;Hoffman,R.V.「有機化学、中級用テキスト(Organic Chemistry,An Intermediate Text)」(1996)Oxford University Press、ISBN 0−19−509618−5;Larock,R.C.「Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations」2nd Edition(1999)Wiley−VCH、ISBN:0−471−19031−4;March,J.「Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure」4th Edition(1992)John Wiley & Sons、ISBN:0−471−60180−2;Otera,J.(editor)「現代カルボニル化学(Modern Carbonyl Chemistry)」(2000)Wiley−VCH、ISBN:3−527−29871−1;Patai,S.「官能基の化学へのパタイの1992ガイド(Patai’s 1992 Guide to Chemistry of Functional Groups)」(1992)Interscience ISBN:0−471−93022−9;Quin,L.D.ら「有機リン化学へのガイド(A Guide to Organophosphorus Chemistry)」(2000)Wiley−Interscience、ISBN:0−471−31824−8;Solomons、T.W.G.「Organic Chemistry」7th Edition(2000)John Wiley & Sons、ISBN:0−471−19095−0;Stowell,J.C.、「Intermediate Organic Chemistry」2nd Edition(1993)Wiley−Interscience、ISBN:0−471−57456−2;「工業有機化学:出発材料及び中間体(Industrial Organic Chemicals:Starting Materials and Intermediates):An Ullmann’s Encyclopedia」(1999)John Wiley & Sons、ISBN:3−527−29645−X、8巻;「Organic Reactions」(1942−2000)John Wiley & Sons、55巻超;及び「Chemistry of Functional Groups」John Wiley & Sons、73巻がある。]
[0205] 特定の及び類似の反応物質はまた、殆どの公立図書館及び大学の図書館、並びにオンラインデータベースで入手可能な、American Chemical SocietyのChemical Abstract Serviceによって作製された既知の化学物質の索引によって特定してもよい(詳細については、American Chemical Society、Washington、D.C.に連絡することができる)。既知であるがカタログで市販されていない化学物質は、注文化学物質合成組織により調製してもよく、標準的な化学物質供給組織(例えば上掲のもの)の多くは注文合成サービスを提供している。本明細書で記載したアルコキシフェニル結合アミン誘導体化合物の薬学的な塩の調製及び選択のための参考文献は、P.H.Stahl & C.G.Wermuth「Handbook of PharmaceuticalSalts」、Verlag Helvetica Chimica Acta、Zurich、2002である。]
[0206] 本明細書で開示した化合物は、フェノールのアルキル化及びアミンへのリンカーの構築を含む段階的な方法で調製することができる。]
[0207] アルキル化:
以下の方法A〜Bは、アルキル化の種々のアプローチを記載する。]
[0208] より具体的には、方法Aは、フェノール(A−2)をアルキル化することによるアルコキシ中間体(A−3)の構築を説明する。アルキル化剤(A−1)は、フェノールの酸性水素に反応性の部分(X)を含む。Xは、例えば、ハロゲン、メシレート、トシレート、トリフレートなどであってよい。示した通り、アルキル化プロセスはHXの分子を除去する。]
[0209] 塩基を使用してフェノールの脱保護を促進することができる。好適な塩基は、典型的に、穏やかな塩基、例えばアルカリ炭酸塩(例えば、K2CO3)である。Xに応じて、他の試薬(例えば、DEADと組み合わせたPPh3)を使用してアルキル化プロセスを促進することができる。]
[0210] 方法Bは、エポキシド(A−4)を開環することによるアルコキシ中間体(A−5)の構築を示す。]
[0211] 側鎖の形成及び修飾
以下の方法C〜Pは、側鎖の形成及び修飾の種々のアプローチを記載する。]
[0212] 一般的に言えば、適切に置換されているアリール誘導体(例えば、アルコキシフェニル)は、さらに修飾されて本明細書で開示した化合物の最終連結部及び窒素含有部分を提供することができる様々な側鎖とカップリングすることができる。]
[0213] 方法Cは、アリールアルデヒド又はアリールケトンと少なくとも1個のα−水素を含むニトリル試薬とのアルドール縮合を説明する。得られた縮合中間体は、さらにアミン(−NH2)に還元することができる。]
[0214] 方法Dは、ケトン系連結部を形成するアシル化反応を示す。当業者は、R’基がさらに修飾されることができる官能基を含むことを理解する。]
[0215] 方法Eは、3−炭素側鎖連結部を形成するエポキシド試薬の開環反応を示す。R’はさらに修飾することができる。]
权利要求:

請求項1
式(A)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ[式中、Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル,−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;但し、R5は、2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではない]。
請求項2
Zが、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2が一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R36及びR37が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37が一緒になって、オキソを形成しており;R3及びR4が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4が一緒になって、イミノを形成しており;R5が、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;Xが、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が、オキソを形成しており;R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23が、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19、R30、R34及びR35が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nが、0、1、2、3又は4である、請求項1に記載の化合物。
請求項3
式(B)の構造を有する、請求項2に記載の化合物[式中、Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり;R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]。
請求項4
式(C)の構造を有する、請求項3に記載の化合物[式中、R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される]。
請求項5
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項4に記載の化合物。
請求項6
R3、R4、R14及びR15のそれぞれが水素である、請求項5に記載の化合物。
請求項7
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R18が、水素、アルコキシ又はヒドロキシから選択される、請求項6に記載の化合物。
請求項8
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、請求項7に記載の化合物。
請求項9
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が、水素又はヒドロキシである、請求項7に記載の化合物。
請求項10
R11が水素であり、R12が−C(=O)R23であり、ここで、R23がアルキルである、請求項4に記載の化合物。
請求項11
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;R6及びR19が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項10に記載の化合物。
請求項12
nが0であり;R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘキシルを形成しており;R18が、水素又はヒドロキシである、請求項11に記載の化合物。
請求項13
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され;R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10が一緒になって、オキソを形成しており;R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項6に記載の化合物。
請求項14
式(D)の構造を有する、請求項3に記載の化合物[式中、R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;R34は、水素又はアルキルであり;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]。
請求項15
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項14に記載の化合物。
請求項16
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項15に記載の化合物。
請求項17
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項16に記載の化合物。
請求項18
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項13に記載の化合物。
請求項19
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項16に記載の化合物。
請求項20
式(E)の構造を有する、請求項1に記載の化合物[式中、Xは、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され;R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され;R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]。
請求項21
nが0であり、各R11及びR12が水素である、請求項20に記載の化合物。
請求項22
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項21に記載の化合物。
請求項23
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり;R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項22に記載の化合物。
請求項24
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項23に記載の化合物。
請求項25
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され;R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項22に記載の化合物。
請求項26
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
請求項27
薬学的に許容される担体及び式(A)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ[式中、Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル,−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4であり;但し、R5は、2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではない]を含む医薬組成物。
請求項28
RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてinvitroでアッセイした場合、約1μM又はそれより低いIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である化合物。
請求項29
約0.1μM以下のIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する、請求項28に記載の化合物。
請求項30
約0.01μM以下のIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する、請求項28に記載の化合物。
請求項31
11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する化合物。
請求項32
ED50値が、単回用量の化合物を前記対象に約2時間以上投与した後に測定される、請求項31に記載の非レチノイド化合物。
請求項33
アルコキシル化合物である、請求項31又は32に記載の化合物。
請求項34
非レチノイド化合物である、請求項28に記載の化合物。
請求項35
薬学的に許容される担体及び請求項28から32までのいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
請求項36
請求項28から30までのいずれか一項に記載の化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
請求項37
請求項35に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法。
請求項38
式(F)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ[式中、Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R5は、C1〜C15アルキル、カルボシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであり;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成し、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を対象に投与することを含む、対象における眼の疾患又は障害を治療する方法。
請求項39
眼の疾患又は障害が加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである、請求項37又は38に記載の方法。
請求項40
眼の疾患又は障害が、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、錐体桿体ジストロフィー、ソーズビー眼底ジストロフィー、視神経症、炎症性網膜疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症、又は虚血再潅流関連網膜損傷、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、近視、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される、請求項37又は38に記載の方法。
請求項41
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項36に記載の方法。
請求項42
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項37に記載の方法。
請求項43
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項38に記載の方法。
請求項44
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項41に記載の方法。
請求項45
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項42に記載の方法。
請求項46
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項43に記載の方法。
請求項47
請求項28から32までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
請求項48
請求項28から32までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
請求項49
薬学的に許容される担体及び式(F)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼における虚血を低減する方法。
請求項50
請求項35に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼における虚血を低減する方法。
請求項51
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、眼における虚血を低減する、請求項50に記載の方法。
請求項52
請求項35に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法。
請求項53
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、網膜における血管新生を阻害する、請求項52に記載の方法。
請求項54
請求項28から32までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
請求項55
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項53に記載の方法。
請求項56
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項55に記載の方法。
請求項57
薬学的に許容される担体及び式(F)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を低減する方法。
請求項58
請求項35に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を低減する方法。
請求項59
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項57に記載の方法。
請求項60
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項58に記載の方法。
請求項61
式(F)の化合物が、からなる群から選択される、請求項38に記載の方法。
請求項62
からなる群から選択される化合物。
請求項63
式(F)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、幾何異性体、若しくは薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド又はプロドラッグ[式中、Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり;R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており;R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され;R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され;或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC−結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており;或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており;R5は、C1〜C15アルキル、カルボシクリルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はヘテロシクリルアルキルであり;R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され;或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり;R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され;或いはR9及びR10はオキソを形成しており;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合を提供し;或いは場合によって、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成し、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合を提供し;R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され;或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され;R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり;R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され;或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており;各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され;各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され;nは、0、1、2、3又は4である]を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
請求項64
式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
請求項65
式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
請求項66
式(F)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
請求項67
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項66に記載の方法。
請求項68
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項67に記載の方法。
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